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10月7日「床ずれ防止用具研修」 日本福祉用具・生活支援用具協会(JASPA)床ずれ防止用具部会(静岡市 介護ベッド レンタル)


株式会社ウェルファン様主催による JASPA様の床ずれ防止用具をテーマにしたオンライン研修会がございましたので、福祉用具選定に関する知識を習得する為、参加させて頂きました。

床ずれとは、同じ姿勢で寝た時間が長くなるなど、皮膚が床(あるはベッドマットレスや布団)に接して、圧迫されている時間が長くなることで圧迫されている部分に損傷が生じた状態です。特に、お尻や踵(かかと)など、寝た姿勢の時に、圧迫をうけやすい部位にできます。高齢となり、栄養状態が悪くなると、やせて、骨の形が分かるようになることがありますが、この場合はさらに圧迫やずれが生じやすくなります。床ずれは医学的に褥瘡(じょくそう)といいます。

床ずれ防止用具に求められる主な機能は 体圧分散 ずれ対策 湿潤対策 安定性 で、種類は主にエアマット、ウレタンマット、ゲル、シープスキン(羊毛)が有ります。
ご使用される方のお体の状態と介護環境に合わせて適切な用具を選んで頂く事が大切となります。

今回の研修で学んだ一つに、ウレタンマットレスのへたりでも皮膚トラブルの原因に繋がる事がある事です。
へたりには2つ有り、特定の箇所がへこんだまま戻らない、見た目は問題ないけど特定の箇所が柔らかいがあります。

へたると 「背上げをした時、座位の時の底づきをする可能性が高い」「腰が沈み込むなど無理な姿勢になる」「体動を妨げる可能性がある」「睡眠を妨げる可能性がある」などの問題が発生する事があります。
高温、多湿、紫外線、長期間の圧迫など使用環境や使用状況によってへたりを早める時期や程度も異なります。

弊社ではご利用者様にお使い頂いている、ベッドマットレス、車椅子クッションを定期的に交換させて頂いています。へたった用具をご使用頂く事が無い様、しっかり定期点検を行いたいと考えます。
床ずれ防止マットレスのシーツは“ぴんと張ると“沈もうとする力を張力が阻害してしまいます。ルーズフィットがいい!そんなアドバイスも今後できたらと思います。

JASPA:福祉用具の製造・流通事業者を中心に、約100社が加盟する国内最大規模の福祉用具業界団体です。