一年のうち交通事故が最も多いのは12月
今年も早いもので、残すところあと一ヶ月を切りました。
12月は旧暦で「師走(しわす)」と呼ばれています。「お坊さん(師)が走るほど忙しい」ことが「師走」の語源になるほど昔から忙しいのが12月です。
一年で、一番交通事故が発生している月をご存知ですか?
警察庁の統計によれば12月なんです。12月に交通事故件数が最大になる理由にはいくつかありますが、日が短くなって暗くなるのが早いこと、年末にかけて交通量が増える、慣れない道を走る運転手が増える、ことなどが理由と見られます。高齢者の交通事故も年々増加しており、交通死亡事故の半数を占めています。
毎年12月22日ごろは冬至と呼ばれる「一年のうちで最も昼の時間が短い日」がやってきます。夜間は昼間に比べて死亡事故の確率が3倍以上に膨れ上がるため、夜の時間帯が一番長くなる12月は必然的に交通事故も増えてしまいます。
そしてもう一つ、12月が一年を通して一番忙しくなる時期であることも大きく関係しています。仕事などが忙しくなり心の余裕がなくなることで事故を起こしやすくなります。新年の準備など、一年の切り替えの迫る時期だからこその状況が事故を起こしやすくしています。
忙しい時期だからこそ、心に余裕を持って行動できるようにしたいものです。
交通事故に関しては、自分には起こらないだろうとつい思ってしまいがちです。
年末に事故をして、新しい年を迎えることのないように、注意していきたいですね。