平均寿命と健康寿命（静岡市　福祉用具　介護ベッド）

厚生労働省は７月31日、日本人の平均寿命が男女とも過去最高を更新したと明らかにしました。

新たに公表された昨年の「簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は男性が81.41年、女性が87.45年。これまで過去最高だった前年より、男性が0.16年、女性が0.13年伸びました。

がん、心疾患、脳血管疾患の3大死因の死亡率が改善したことが主な要因とされています。

厚生労働省は、「何か特別なことがない限り、今後もしばらく緩やかに伸びていく」との見通しを示し、新型コロナウイルスの影響については、「今はまだ分からない」と述べています。

平均寿命の他に「健康寿命」があります。健康寿命とは健康上の理由で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを言います。

とても長生きの方でも長期にわたり介護や入院が必要であれば、健康寿命は短いということになります。つまり平均寿命と健康寿命にあまり差が無いと、亡くなる直前まで健康に過ごしていたということになります。

長生きするだけではなく、健康で過ごせる期間である健康寿命を延ばすことが大切となります。厚生労働省のデータによると、近年平均寿命と健康寿命の差が拡がってきています。この差が拡がらないよう、健康維持に努めて介護や寝たきりといった生活をできるだけ少なくしていきたいものです。